開催期間の2日間、会場内のプレゼンステージで行われたプレゼンについて少しずつですがご紹介いたします。
1954年に創業以来、削り節製造業や煮干し・昆布等の海産物卸を手掛けてきた同社。今回提案する商品は、大間の焼きまぐろを使用した「あおもりのだし 焙煎仕立て」です。 商品開発の経緯は、だしを活用しておいしく減塩する「だし活」です。手軽においしく減塩出来るように思いを込めて製造しております。
最近では、贈り物としての需要も強く、品質にもこだわって製造しています。 まずは、調味料です。化学調味料・保存料は一切使わず、自然調味料のみで製造しています。 次に、素材です。目玉の大間のまぐろはもちろん、全て青森産・国産原料を使用しています。 また、3種類の製法を組み合わせており、香りを高め、短時間でだしを簡単に取れるようにしています。魚特有の生臭さや雑味の原因になる余分な脂を軽減しており、他の素材を引き立たせる奥行きのある味わいを出すことにも成功しました。 日常使いだけでなく大切な人への贈り物として、当社の「あおもりのだし 焙煎仕立て」はいかがでしょうか。
当社は、平成6年設立の企業で主に釜揚げしらす、しらす干し、ちりめん商品を主に取り扱っております。 宮城県名取に加工工場を構えており、築地で集めた全国各地の原料および名取前浜のしらす原料を使用して製品製造を行っています。今後は、名取の前浜で朝漁れしらすを加工して、当日夜に消費地へ運ぶことが目標です。
「安心・安全へのこだわり」をご説明しましょう。当社では、異物除去のため、カメラによる「色彩選別機」を導入しています。目視選別も合わせて行うことにより、極限まで異物混入に対するチェックを高めています。これにより、開封してすぐに使用可能なため、飲食店での簡便性に大きな強みがあります。
また、真空加熱殺菌機により、鮮度と旨みを追求しながら菌数制御を行うことも実現しています。85℃の高温で1分加熱し、真空で急速冷却を行うことにより、賞味期限を冷蔵30日間に設定することも可能です。商品開発・企画力にも定評があり、MDシールの作成から売場の構築など様々な面でご提案・ご協力が可能です。
当社は、元々いわき市の小名浜でショッピングモールを運営している企業でした。しかし、被災および原発事故の問題等厳しい状況が続いたことがきっかけで、水産加工業に参入いたしました。 まず、「カジキグルメ」からご提案いたします。カジキは小名浜では終戦後から地元の名物でした。常磐沖の潮目で多様な魚を食べて育ったカジキは、大きく成長して身も美味しくなります。当社は、このカジキを使って「カジキメンチ」を開発いたしました。 「カジキメンチ」は、国土交通省によって開催された「Sea級グルメ大会」にて優勝実績もあり、大ブレイク中です。カジキを使用しているので価格は高めですが、関東から海外は北米まで様々な場所で親しまれています。今後も、あらゆる場所で流通させる取組を続けたいです。
次のご提案は「駅弁」です。当社は、「カジキ丼」・「カジキソースカツ丼」・「うに貝焼き食べ比べ弁当」を展開しています。特に小名浜名産のうにを使った「うに貝焼き食べ比べ弁当」は、京王百貨店の全国駅弁大会にてベスト3になるなど大好評です。主に常磐線内の駅や東京駅、百貨店で取扱があり、今後も駅弁を流通させて復興の一助になれればと考えております。
三陸で活魚鮮魚の取扱を始めて15年。三陸で、消費者と産地が繋がれば繋がるほどに、魚の持つ素材特性(ロス、計画できない、ゴミが困る、捌けない環境)に問題を感じていました。根本的な対策を講じなければ、どれだけ多様で秀悦な資源を有していても、消費者に受け入れられない可能性を被災前から抱えていたのです。 転機は震災でした。経営資源の全てが流出したことから、これを機に消費サイドから求められる産地構造を作ろうと決意したのです。ホテルのレストランや飲食店等、多くの方々から指導を受けて施設を再整備して参りました。今日、ご紹介する商品は7年目にして何とか仕上がり始めてきているものです。
当社の紹介するコンセプトは、「魚介をもっと便利に、確実に。冷凍庫から取出し5分で完成」です。魚介の価値を最大化するために、個食パックとCAS凍結で産地鮮度を封印。さらに、寄生虫対策まで完璧です。また、解凍時間が極めて短く、少量で個包装凍結しているため見込み凍結は一切不要。以上により、「やりいか」、「またら」、「真いわし」、「かき」…と書き表せない三陸の多様な魚種をいつでも高品質で提供できます。 漁獲が安定しないので、飲食店のメニューの載せられないといった問題やホテルの結婚式に使えないといった点などを解決できるポテンシャルを秘めています。気になった方はぜひ当社へご連絡ください。
※レポートの内容および登場者の所属・役職等は記事公開当時のものです。