水産加工業販路回復取組支援事業において、復興水産加工業販路回復促進センター主催のセミナーが平成29年1月21日に相馬市の相馬双葉漁業協同組合・大会議室にて開催されました。 未だ試験操業という状況ですが、松川浦は海苔の宝庫、さらに相馬は水産加工・鮮魚出荷が盛んであったことから、課題と今後の対策並びに6次化商品の開発情報の話を頂きましたので、レポートします。
1988年 水産庁に入庁され、水産関連施設整備、資源管理等の部局に在籍されました。 2014年 福島県の漁業復興の業務を兼務され、2015年 水産物の放射性物質検査の業務を兼務されている。
試験操業で水揚げされた全魚種に関して1個体の検体を実施している。漁協にある簡易分析器によって検査を実施し、25Bq以下のもののみ出荷・販売されている。25Bqを超えた魚種に関しては、福島県水産試験場において再度分析を行っている。
山下様は、静岡県漁連に30年以上勤務され、販売部長や参事、常任理事を歴任されました。2011年3月からは水産業地域活性化研究会・静岡の代表を務める一方で、2014年3月からは浜名漁協にて代表理事組合長を務められておりす。現在、静岡・浜松に拠点を置き、静岡6次産業化サポートセンター専門企画推進員を就任され、水産業の活性化に取り組まれ、ご活躍でございます。
福島県沖の魚介類は、きちんと検査されており、安心・安全で全く問題ないことを再認識されるセミナーでした。 さらに、販路開拓の一つの手段として、6次化商品を地元の方々と協力して取り組むことで、商品の開発・販売につなげるやり方等が少し見えたのではないでしょうか?
※セミナーの内容および講師の所属・役職等は記事公開当時のものです。