仙台で本年6月に開催された「東北復興水産加工品展示商談会2015」の一環として、被災地域の水産加工品を首都圏に売り込むにはどうしたらいいのか?というテーマをもとに百貨店・商社・支援団体等、流通販路開拓の専門家をお招きし、パネルディスカッションが11月9日に行われましたので報告いたします。
七五三やお食い初めなど日本古来の歳時には今でも「魚」の文化が残っています。ハレの日では使われるのになぜか普段の食卓にはなかなか上ってこなくなっています。これを打破するためには、皆さんもおっしゃっていたようにおいしさをどう伝えていくかが課題です。日本の消費者は商品の背景にあるストーリーを楽しんで「うまい」と思う傾向がありますので、生産者の汗が伝わる様に発信力が大切です。まずはぜひ、伊達な商談会などを利用してアピールされてみてはいかがでしょうか。
今回のセミナーは三陸地域の水産加工業者の皆さんが気になっているポイントをうまく押さえた内容になっていたと思います。これから先、どのような動きをすれば良いのか考える良い機会になったのではないでしょうか?ぜひ、今回のセミナーで得た情報を役立てていただきたいと思います。
※セミナーの内容および講師の所属・役職等は記事公開当時のものです。