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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

アナゴの加工機械により処理スピードが毎時100尾から500尾に

しかしアナゴを開く加工は他の魚種よりも難しく、高い技術を要します。そのため加工に時間がかかるだけでなく、失敗が多く歩留まりが悪くなってしまう問題もありました。

このままでは生産効率が悪いことから、中澤さんは販路回復取組支援事業の助成金を活用し、アナゴの加工機械を導入することにしました。これがあれば、熟練の職人がいなくてもアナゴを加工できます。

「手作業でアナゴを開いていた時は、毎時100尾しか加工できませんでした。それがこの機械のおかげで、毎時500尾加工できるようになりました。内蔵を取って機械で開いた後は、真空パックし冷凍して寿司チェーンや居酒屋さんなどに出荷しています」

  • 作業者(写真右)が機械にアナゴを投入すると、開いた状態にカットされて出てくる(写真はアナゴの加工機が導入された当時のもの)

    ▲ 作業者(写真右)が機械にアナゴを投入すると、開いた状態にカットされて出てくる(写真はアナゴの加工機が導入された当時のもの)

  • 出荷のため箱詰めされたアナゴ開き

    ▲ 出荷のため箱詰めされたアナゴ開き

アナゴの加工機は、人手不足の対策になっています。従来はアナゴを包丁で開く作業に4人必要でしたが、現在は機械に投入する作業者1人だけで済んでいます。

しかし量産体制が整っても、原発事故の風評被害により、顧客からは今も敬遠されがちだといいます。

「関西地方のお客さまからも興味を持ってもらいましたが、福島ということが理由で商談になりませんでした。放射線量は基準値以下なのですが……。販売先に安心してもらえるように、漁協が発行する検査済証を一緒に付けて送るようにしています」

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