復興水産加工業 販路回復推進センター

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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

あえて新しいことをしない、その意図とは?

新機材の導入効果はあったものの、マルカ川商の業績は依然として、震災前の水準に達していません。原料不足や人手不足は、今後も続いていく課題です。

「イカやサンマ、サケが手に入りにくくなっていますが、ブリ系やイワシが増えているので、そちらをこれまでより多く扱っていくことになると思います。問題は高齢化です。震災から7年が経ち、私も従業員もその分だけ年齢を重ねました。そういう意味では、今回のフィーレマシンには本当に助けられています。大きな魚を手作業でカットするのはとても大変な仕事。それが自動化されただけでも大きい。今後は従業員の負担を軽減する機械設備がさらに必要になってくると思います」

復興事業が続くことを切望する川原さんですが、これまでの申請手続きは簡単ではなかったといいます。マルカ川商では、自社にあった書類、パソコンなどがすべて津波で流されてしまいました。そのため、自身の記憶を頼りに申請書の必要事項を埋めていかなければならないこともあったそうです。

「当社のような規模だと、そういった手続きなどを行う担当者を置く余裕もありません。被災後の工場の片付けをしながら、工場の建設工事の手続きを進めながら、そして事業を進めながら、必要書類を揃えました。なかなか大変でしたが、販路回復への道筋が見えて本当に良かったと思います」

防潮堤の建設や、土地のかさ上げ工事が続く三陸地方ですが、水産加工業もまだまだ復興したとは言い難い状況。川原さんは、今後の事業展開をどのように考えているのでしょうか。

「人が増えればいいのですが、それはなかなか難しい状況。ですから、新しいことを始めるとか、今より大きな規模でやっていくといったことは考えていません。それよりも、今の仕事の効率、品質を高めていくことに集中したいと思います」

マルカ川商株式会社〒022-0002 岩手県大船渡市大船渡町字砂子前104-4
自社製品:冷凍加工、各種フィーレ加工、ワカメ保管業

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