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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

鮮魚出荷、加工事業に続くワカメ保管事業

1978年(昭和53年)、それまで勤めていた大船渡市内の水産会社を辞めて独立した川原さん。当時20代半ば過ぎだった川原さんは、「鮮魚をサイズごとに選別して氷詰めにする鮮魚出荷の仕事なら、資金や設備を持たない自分でもできそうだ」と考え、事業を始めたのだそうです。13年前に現在の場所に工場を移転してからは、加工の仕事を本格化させています。

「当社はサバ、イワシ、イナダなど地元の魚を仕入れて、冷凍あるいはフィーレの加工品として出荷しています。主に首都圏に出荷していますが、最近は国外向けも増えています。東南アジアやアフリカの需要が伸びていますね」

2013年には、ワカメの冷蔵保管庫が完成。現在、「ワカメの保管業」はマルカ川商全体の売り上げの2割ほどを占めており、事業の柱の一つになりつつあります。

1200トンの冷凍能力を持つワカメの冷蔵保管庫

▲ 1200トンの冷凍能力を持つワカメの冷蔵保管庫

「三陸地方のワカメの水揚げは、毎年3月頃に集中します。加工各社はその時期に一年分のワカメを買い付けますが、自社の保管庫に入りきらないこともあります。当社ではそういったワカメをお預かりして、冷凍保管しています。震災前にもやっていた事業ですが、震災後にグループ補助金を利用して建て替えて、より大きな規模で保管事業を展開できるようになりました。お客さまからのリクエストに応じて、ワカメに最適の温度で保管しています」

インフラ整備が進む一方で、取り巻く環境は悪化していきました。水産加工業界に広がる原料不足、人材不足といった問題が、マルカ川商にも降り掛かったのです。

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