セミナーレポート「商談会における成功率向上セミナー」開催報告

展示販売・商談会事業、プロモーション等で多数の実績を持つ業界屈指の販路開拓コンサルタントを講師に迎え、「商談会に出展する際の心構え」、「自社商品の宣伝方法」など、商談会での成功率を上げるためのノウハウについてのセミナーが平成27年10月21日気仙沼市魚市場で行われましたので、報告いたします。

まずは、自社商品の分析を！

• ・量販店向けなのかギフト向けなのかなど、どの年代に向けたものなのか、売り先とするターゲットをはっきりと決め、商品開発を行う。
• ・地元の産品は東京や仙台など大型消費地では産地よりも高く流通していることが多い為、誰がいくらで買っているのか分析することで、その売り場による適正な価格設定が出来、利益が取れるようになる。
• ・ターゲットに対して売り込みたい自社メイン商品の、他社類似商品比較しての自社製品のウリ、違い、価格等について第三者目線で評価し、コンセプトを明確化する「見える化」を行い、きちんと説明できるようにする。

いざ、商談会へ！

• ・販売実績、各種証明書のコピー、FCPシート・商品説明がすぐに出来るようにしておく。
• ・ここで重要なのが、説明は簡単に行い、バイヤーの話を十二分に聞きながら対応すること。商談時間は、短いので、商品説明等を簡潔にし、バイヤーの要望を良く聞くようにすることで先に進む確立は上がる。
• ・商談会の際には、販売価格を聞かれることが多くあるが、帳合先を通すことが多々あることから、ある程度幅のある想定価格を提示することとし、最終的に決まった際に、最終見積を提示するようにする。

アフターフォローも忘れずに・・・

• ・バイヤーは、商談会での情報をパソコンで管理し、企画会議を通して欲しくなったら連絡してくることが多いため、3ヶ月後に連絡してくることが多い。そのため、商談のお礼のメールを送る際、署名欄に自社商品の名前をプラスすることにより、バイヤーも何を作っているメーカーなのかすぐに分かり、連絡も取りやすくなる。
• ・サンプル送付や見積提示を依頼された時には、後日電話等で確認した後、きちんと対応を行う。

商談成立！継続的な商品流通を行うためには？

• ・納品が決まったら、まず現場の売場担当者に挨拶をしておくことが重要。
• ・売れ行きを左右するのはバイヤーではなく、売場の担当者。担当者に商品のアピールをしておくと継続的に商品が納品される可能性は高くなる。

※セミナーの内容および講師の所属・役職等は記事公開当時のものです。