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第140回千葉県丸仙水産石田商店

若い世代に向け、イワシの健康効果を訴求したい

今までは丸干しイワシ一筋でしたが、今後は佃煮、缶詰の凍結原料を積極的に行い、第2の柱を作っていくと語る憲治さん。また、丸仙水産石田商店には、もう1つ明るい話題がありました。それは娘の恵梨さんと、恵梨さんのご主人の隼太さんが後継者として、自分たちの世代に向けた新しい取り組みをどんどん考え始めていることです。

「今の時代、魚離れなどと言われているし、若い人はあまり丸干しを食べないと思うんです。でもイワシはタンパク質が多く含まれているし、骨ごと食べられるのでカルシウムも豊富です。ウチの丸干しは塩分控えめなので、体にも良いと思っています。もっとイワシや丸干しの健康効果をアピールして若い人にも食べて欲しいんです」(丸仙水産石田商店 専務 石田恵梨さん)

▲ 後継者の2人と丸仙水産石田商店で働く技能実習生の皆さん
(一番右端中段が恵梨さん、その後ろにいるのがご主人の隼太さん)
技能実習生の皆さんのことを家族のように大切にしているそう

イワシの健康効果に最初に目を付けたのは、10年以上前から筋トレを続けるご主人の隼太さん。体づくりに欠かせない上質なタンパク質源としてイワシの丸干しを食べているのだそうです。

「最近の筋トレブームでタンパク質の摂取を意識している若い人も多いはず。なぜ、こんな良いものに誰も気づかないのか」と隼太さんは普段からもったいなく思っていたといいます。

現在は、「若者にイワシの丸干しを食べてもらうにはどうすればよいか」を日々ご夫婦で考えています。

「若い人に届きやすいのはインターネットだから、本当はネットでの販売も始めたいんです。イワシは単価が安いので、送料をかけてまで買うのかというところがネックでなかなか現実化が難しいのですが、若い人が食べてくれないとどんどんイワシの丸干しという文化が消えてしまうので、何か手を打ちたいと思っています」(恵梨さん)

後継者の2人は、水産とは無縁の学校を卒業。憲治さんからの働きかけもなかったそうですが、「家業を継がないなんてありえない」と自発的に継ぐことを決めたのだそう。

意欲的な若い世代の「新しい取り組み」と、創業以来変わらない「鮮度へのこだわり」が結びついた時、きっと今までにない付加価値が生まれていくに違いありません。

丸仙水産石田商店〒289-3181 千葉県匝瑳市野手17132番地
自社製品:イワシ丸干し、イワシ・サバ凍結原料

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