復興水産加工業 販路回復推進センター

 

販路回復・助成事業・アドバイザー 相談の申し込み

企業紹介企業紹介

企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第139回千葉県株式会社カネジョウ大﨑

原料調達力を強みに、
自社国内一貫加工の腹骨取りサバフィレを増産

千葉県銚子で40余年、銚子港で揚がるサバやイワシを主体とする青魚の加工を手がけてきた株式会社カネジョウ大﨑。現代表取締役である大﨑哲也さんの父、大﨑健司さんが、1971(昭46)年に大﨑商店として創業(1985年法人化にともない現在の社名に改名)しました。当時は車2台分ほどの小さなスペースで作業していたそうです。

▲ 代表取締役の大﨑哲也さん

「小学校の頃に父が商売を始めたのですが、朝6時ごろに目が覚めて窓をあけるともう、従業員が魚をさばいている。そんな風景があたりまえでした。子どもながらに、仕事ってこういうものって思っていましたね。凍った魚をばらすのに、これがもう手がすごく冷たいんですが、1ケースばらしたら10円小遣いをもらって手伝いをしていました」(株式会社カネジョウ大﨑 代表取締役 大﨑哲也さん、以下「」内同)

中学生になってからは「哲也」と書かれたタイムカードがしっかり用意され、時給300円でほかの従業員とともに現場で働いていたと話す大﨑さん。

「知らず知らずのうちに、魚の良し悪しや、季節ごとに揚がる魚の種類、これは脂がのっていそうだな、と魚の目利きが身についたように思います。今思えばありがたい経験でした」

大学時代は、経済学部経営学科を専攻し一旦実家を離れますが、大学4年のころにはほとんど単位を取り終え、週4日家業を手伝い、1~2日大学へ行くような生活。そして、大学卒業後すぐに同社に入社します。そのころには現場仕事のキャリアは十分積んでいたと、大﨑さんは話します。

大﨑さんが代表取締役に就任したのは、2009(平成21)年。かねてから持続可能な漁業、資源管理の必要性を強く感じてきたという大﨑さんは、代表取締役就任の翌年、2010年に“海のエコラベル”と呼ばれる「MSC」、「CoC」などのさまざまな認証を取得します。さらに、「どの土俵で戦ったら勝ち残れるか」、「優位性を発揮できるもの」、「他社に無くわが社にあるものは何か」を問い直したそうです。その結果、商品の強みを売り場に直接届けることができ、消費者の反応をつかみやすい量販店への販売を主体にするなど、経営戦略の練り直しを図りました。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
TOP