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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第142回茨城県有限会社樫村水産

ギフト商品は好調も、変わり続ける需要への対応で見えた課題

樫村水産の主力商品は干物と魚の惣菜です。干物加工に使う塩は長崎県五島灘の海水でつくられる「いそしお」にこだわり、素材の味を引き立たせています。商品は量販店に並ぶほか、自社のオンラインストアや、工場に併設されている店舗で販売しています。

▲ 干物から惣菜まで、その日のおかずにもなるラインナップ

何代にも亘り家業を守り続けてきた樫村水産ですが、2011年の東日本大震災では深刻な打撃を受けます。

「津波の被害はありませんでしたが、地震によって工場の壁が破損するなどの被害がありました。また原発事故の風評被害で売り上げが半分以下になってしまいました。これでは正月を越せないと思いましたが、公的な補助金が出たのでそこは何とか乗り切れました。それがなければ続けられなかったと思います。現在は震災前に近いところまで回復してきましたが、お客さんの好みが変わって来ていて、コロナ禍による消費の落ち込みも重なっています。保存食やギフト用商品は売れていますが、スーパーに並ぶような定番のものがなかなか厳しいですね」

時代の変化に取り残されないためには、新商品の開発が不可欠でした。しかしそのためには人員が必要です。今は募集しても人が集まりにくいため、既存の商品をいかに効率的に生産し、その余裕を生み出せるかが課題となっていました。

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