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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第141回宮城県株式会社ミヤカン

一度は解散に追い込まれるも、
地域の復興のシンボルとして再出発

震災時、ミヤカンがある気仙沼市は、10mもの大津波に加え、石油タンクから流出した油に引火した大規模な火災が発生するなど甚大な被害を受けました。ミヤカンでも社長室の机の上に300tを超える大型船が覆いかぶさってくるような凄まじい状況に陥り、工場、事務所、倉庫、原料などすべてを失いました。被害があまりに大きく、70~80名いた従業員を解雇し、一度は会社を解散する事態にまで追い込まれたのだそうです。

▲ 震災当時の被害の様子
工場従業員室 事務所(流出)のあった場所から撮影

しかし、復旧費用の補助が受けられる可能性が出てきたことや、気仙沼市長直々に「復興のシンボルとして再開してほしい」と復帰を熱望されたこと、得意先からも復興を期待する声が多数寄せられたことなどから、震災から4年後、親会社である清水食品や鈴与グループの支援を受け、事業を再開することとなりました。竣工式が行われたのは2015年の4月。新たに水産加工の集積地として整備された鹿折地区の復旧事業第一号となったそうです。

「その頃私は親会社の清水食品で働いていましたが、震災当時のミヤカンの社長は、事業休止中もずっと再建を夢見ていました。水産事業は原料が不安定なこともあって、全員が賛成という状況ではありませんでしたが、彼は“水産が主力産業である気仙沼の雇用を守るためにも復興が必要だ”“ミヤカンの復興が東北や気仙沼の復興につながる”という熱い思いを持ち続けていました。地元に密着したブランドであるミヤカンが復興することで、気仙沼の皆さんを勇気づけられるという思いもあったと思います」

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