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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第140回千葉県丸仙水産石田商店

新しい設備と、自慢の「良い原料」で、新たな商品の製造を開始

そんな状況を打破しようと、販路回復取組支援事業で導入したのが冷凍機とエアコンです。まず冷凍機は、今までより大量に、速く冷凍できる「馬力のあるもの」。これにより、処理能力が上がり、良い原料が揚がった時に大量に買い付けをすることが可能になりました。また冷凍作業を1度に集中してできるようになったため、その他の作業の効率も上がったのだそうです。

▲ 導入した冷凍庫で大量の凍結が可能になった

また、今までは、自社で使用する丸干しイワシ向けの原料を凍結するだけで手一杯でしたが、冷凍能力が上がったことにより、余力が生まれ、現在は佃煮、缶詰に使用するイワシやサバ等の冷凍原料の生産にも取り組んでいます。

「自社で使用する丸干しイワシの原料になる脂の乗ったマイワシが獲れるのは、主に6月~12月。それ以外の脂が少ない1~5月のマイワシは、大きさを選別し、小さいものは佃煮、大きなものは缶詰の原料として加工用の冷凍原料を製造しています。いつもウチで買っているような、良いもの、きれいなものを選別して冷凍するとかなり需要があるんです」(憲治さん)

今年はサバが不漁だったため、イワシを中心に佃煮や缶詰の原料を製造していましたが、原料価格が下がればサバなど他の魚種でも缶詰原料の生産が可能になります。

また、エアコンの設置も作業の効率化に一役買っています。従来は場所によって温度のむらがあったため、作業できる場所が限定的になり、工場内にデッドスペースができていましたが、今回エアコンを導入したことで、場所を効率良く使うことが可能になったのです。さらに、夏場でも工場の温度が一定に保たれるようになり、製品がより傷みにくくなりました。品質が向上することで、丸干しイワシのツヤもより一層増すのだそうです。

▲ 新しく導入したエアコンにより工場の温度がむらなく一定に。
傷みにくい環境にすることで製品のツヤが増す

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