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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第139回千葉県株式会社カネジョウ大﨑

便利かつおいしい「竜田揚げ」開発のため、
サバの腹骨取り加工ラインを増設

サバの竜田揚げを開発するのに、これまで市場にある骨取り製品の多くは、海外へ原料を運び人力で作業をするため、凍結、解凍を繰り返すことになり、魚の品質も味も落ちてしまうという課題がありました。そこで販路回復取組支援事業を利用して導入したのがカマと腹骨取りができるヘッドカッター付きフィレマシンです。これにより品質を維持したまま加工ができるようになりました。

「いくら便利でもおいしくないと意味がないですよね。よい原料を最大限に生かすためにはこのマシンの導入が必須でした」

下味付け、揚げ、冷凍等の各工程は、すべて工場内に新たに作ったテストキッチンにて手作業で行い、取引先の要望を反映させながら主婦層に向けたモニタリングを繰り返します。幾度もの試作を経て商品化へあと一歩のところまで漕ぎつけました。

しかし、その矢先に受けたのが2020年に入ってからのコロナ禍の影響。当初予定していたバルク商品では、売り場の負担が増えるため、パック商品での納入を求められ、現在、パック商品とするための機器の導入、販売を再検討しています。

それでも、フィレマシンの導入により、生産力が3割アップ。36人で行っていたフィレ加工のラインが30人で可能になり省人化も実現しました。当初の導入目的は惣菜商品開発のためでしたが、腹骨を取ったサバフィレ商品の販売を新たに顧客に提案。その甲斐あって、2021年には腹骨取りサバフィレの販売が大幅増となる見込みです。

▲ 導入したヘッドカッター付きフィレマシン。
従来は、腹骨は海外にサバを運んで人力で取る必要があったが、
国内一貫自社加工での腹骨取りサバフィレ商品として
新たな商品の販路開拓へとつながった

2020年度は、コロナ禍で内食のニーズが増えたこともあって、売上は震災前とほぼ同程度まで回復、さらなる生産力強化が必須となりました。そこで2020年秋に、生産力強化と腹骨取りサバフィレラインの増設のため新工場建設を決めます。広々とした建設中の工場内では着々と作業が進められ、2021年4月からは、このヘッドカッター付きフィレマシンを据えた新ラインが稼働します。

▲ 取材時には工事中だった新工場は、2021年4月稼働予定。
ヘッドカッター付きフィレマシンも新工場に再設置される
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