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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第124回岩手県有限会社早野商店

龍泉洞のそばから届ける母の味と「海山川の幸」

日本三大鍾乳洞の一つ、龍泉洞からほど近くにある早野商店(岩手県下閉伊郡岩泉町)。水道の蛇口をひねれば、世界有数の透明度を誇る龍泉洞の水が出てくる恵まれたこの場所で、同社は商店経営のほか水産加工業なども営んでいます。

▲ 早野商店から見上げるこの山の裏手に龍泉洞の入り口がある

日用品を販売する商店がなぜ、水産加工業も手掛けているのか。早野商店取締役の早野由紀子さんは、その経緯を次のように語ります。

人気商品の昆布巻を手に早野家の歴史を語る早野由紀子さん
▲ 人気商品の昆布巻を手に早野家の歴史を語る早野由紀子さん

「早野商店を始めたのは祖父で、当初は酒の小売業を営んでいました。昭和40年代に、『このまま小売業だけでやっていくのは難しい』と考えた父(早野貫一社長)が、店頭で惣菜の販売を始めました。昆布巻きづくりを始めたのはその頃です。なぜ昆布巻なのかというと、地元に伝わる昆布巻の昔話と、早野家の縁からです」(早野由紀子さん、以下「」内同)

早野家では、それ以前の代には味噌や醤油づくり、さらに前の江戸時代には近くの小本川を舟で上り下りしながら、海の幸を山に、山の幸を海に運ぶ交易の仕事をしていたそうです。
「地元に伝わる昆布巻の昔話」とは、ある日、川が荒れて舟が転覆。その時、白いキツネに助けられた舟乗りが近くのお稲荷さんに昆布巻を供えたという話。先祖が舟乗りだったことから、早野商店の看板商品として長い時間をかけて育ててきたのです。

「自分たちの店舗で販売できる強みを活かしながら、外での販売も増やしています。道の駅や盛岡の老舗デパートに置いていただいているほか、ネットでも販売しています」

▲ 三陸産のサケを使った「鮭昆布巻」は定番の人気商品
▲ 大粒のカキにしっかりと味の染み込んだ「かき佃煮」
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