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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第121回宮城県株式会社高橋徳治商店

「被災地で真に必要とされる会社」になるために、
「仕事とは何か」を真剣に問い続ける

高橋徳治商店の創業は明治38年(1905年)。魚粕、鰹節、鮪節などの製造販売からスタートしました。その後、秋刀魚の蒲焼の原料、佃煮、たらこなど商材を増やしていき、1960年代の初めからは練り物の製造を開始。それ以降、練り物を主力製品として取り扱ってきました。

株式会社高橋徳治商店 代表取締役 高橋英雄さん
▲ 株式会社高橋徳治商店 代表取締役 高橋英雄さん

「当時、魚の加工品の原料がどんどん輸入冷凍魚に変わっていきました。国産でも冷凍の原料が多くなって。うちは水揚げが多い石巻にあるし、前浜で安く国産の魚を買える。そこで2代目の父吉男は国産原料で練り物を作ったらどうだろうと考え、塩釜の笹蒲鉾屋さんに修行に行って、作り方を覚えたそうです」(株式会社高橋徳治商店 代表取締役 高橋英雄さん、以下「」内同)

3代目となる高橋さんが、入社したのは1974年。その当時は大手企業の下請けでさつま揚げなどを製造していました。ただし下請けの仕事は、販売数量は多いものの納入価格が厳しく、なかなか利益につながりません。ハードワークで身体的な負担も大きかったため、高橋さんはこの状況を打開すべく、独自で販路開拓を始めます。

「さまざまな営業先を回るうち、埼玉県の学校給食と出会ったのがひとつの転機になりました。ここで、『野菜の入ったさつま揚げを作ってみないか』と誘われて。子どもがなかなか野菜を食べないけれど、普通の練り物とは違うふわふわ食感で、お好み焼き風にすれば子どもが食べるのではないか、ということで作ったら成功して、最終的に埼玉県の小中学校全部に納品することが出来ました。」

また、学校の栄養士さんと製品を共同開発する中で、食品添加物などについて詳しい知識を得た高橋さんは、これまで以上に原料にこだわった製品作りを志すようになったそう。高橋徳治商店の製品は国産原料を90%以上使用し、添加物も使っていません。そのため魚本来の味を感じることが出来ます。こうした安全と味にこだわった製品作りが認められ、学校給食だけではなく、生協とも取引が始まり、平成4年に本社工場、平成7年に第二工場を建設するなど、順調に業績を伸ばしていきました。

給食で喜ばれた「お好みさつま揚げ」
▲ 給食で喜ばれた「お好みさつま揚げ」
国産にこだわったすり身
▲ 国産にこだわったすり身
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