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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第111回宮城県株式会社斉吉商店

「お菓子屋さん」に学び、
直接販売に生かす次世代経営者

家業を継ぐ前に、外の会社で修業を積む“次世代経営者”は珍しくありません。水産加工業者であれば、同業、もしくは近い業界で働くケースが多いのですが、斉吉商店(宮城県気仙沼市)の5代目となる斉藤吉太郎さんが選んだ修業場所は少し変わっています。斉藤さんは大学を卒業後、1年間ほど、県外の老舗製菓メーカーで働いていました。

	老舗製菓メーカーでの就業経験もある斉吉商店の斉藤吉太郎さん

▲ 老舗製菓メーカーでの就業経験もある
斉吉商店の斉藤吉太郎さん

「なぜお菓子屋さんで働こうかと思ったのかというと、お菓子屋さんは製造から販売までのすべてを自分たちで手がけているからです。うちも東京の日本橋三越に直営店を置かせてもらったり、インターネット販売を取り扱ったりしているので、製菓業界からいろいろなことを学びたいと思いました。同じ水産加工業者でも製造から販売まで手がけている会社はありますが、消費者への直接販売においては、製菓業界のほうが進んでいる面も多いので」(株式会社斉吉商店 斉藤吉太郎さん、以下「 」内同)

それから、斉藤さんが気仙沼に戻ってきたのは2015年のこと。

「製菓メーカーの工場では、従業員の方たちが床に膝をつきながら、徹底的に掃除をしています。掃除に妥協しないその姿勢を学ばせて頂きました」

斉吉商店の創業は大正10年。正確にはもっと前からやっていたそうですが、商工会議所の資料で遡れるのがその年。食料品や炭など、当時の生活に必要なものを売る商店を営んでいたようです。その後昭和35年に会社を設立しますが、その時は廻船問屋として、船員の手配や船に積む食料の確保などをしていました。

同社が水産加工の仕事を始めたのは、平成に入ってから。斉藤さんの父・斉藤純夫さん(斉吉商店4代目・現社長)が始め、しばらく廻船問屋と水産加工を両立しながら経営していましたが、震災後しばらくして、事業ごとに分社しました。

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