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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

「建物が残っていた!」と思ったのもつかの間……

東日本大震災当日、気仙沼水産加工業協同組合の工場にいた10人ほどの職員は、すぐに裏山や市内陸部に避難し、全員無事でした。

旧本社工場の建物は津波により全体の5分の4が消失した

▲ 旧本社工場の建物は津波により全体の5分の4が消失した

「私は市内の別の場所にいましたが、ものすごい揺れだったので、これは津波が来るだろうな、と思いました。工場の様子を見に行ったのは、地震から2日後のことでした。川沿いで津波の被害が大きかった地区ですが、工場に近づくと、周辺でうちの工場だけ建物が残っているのが見えました。でも奇跡的だと思ったのもつかの間。私が最初に見たのは建物の側面で、その奥の部分はごっそりと消失していたんです」

さらに、川を隔てた場所にあったもう一つの冷蔵工場は、震災から3カ月後の6月に、片付け作業中にバーナーの火花が防熱剤に引火して全焼。現在は更地となっています。本社工場は震災後に建て替えましたが、もう一つの冷蔵工場については今のところ、建て直す目途は立っていないといいます。

「組合のオフィス機能は、当時の役員の知り合いの会社のスペースを借りて3月に開設していました。そこでしばらく事務作業のみ行い、翌年5月に、仮設の水産団地に5トンの凍結庫と100トンの保管庫を建てて、小規模ながらに組合事業を再開しました。現在の本社工場が建ったのは2013年8月のことです」

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