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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第99回福島県株式会社マルリフーズ

2本の生産ラインで「風評被害払拭」と「売上倍増」のダブル効果

「ここ、肉眼では見えにくいんですが、リングのまわりに0.15ミリの隙間があるんです。この下にあるバキューム装置が、この隙間から“0.15ミリ以下の原料”だけを吸い取って、異物となる0.15ミリ以上のものを通さない仕組みになっています」

稲村利公さん。祖父から三代続けて名前には「利」が付く

▲ 稲村利公さん。祖父から三代続けて名前には「利」が付く

そう話すのは、福島県相馬市のマルリフーズ社長、稲村利公さん。稲村さんの言う「0.15ミリ以下の原料」とは、アオサノリのこと。この機械はアオサノリの原料から異物を除去するためのもので、同社製品の品質の鍵を握っています。

「当社の異物除去技術は、業界でトップクラスの評価をいただいています。大手外食チェーン、スーパー、学校給食や病院などが主な取引先です」(稲村利公さん、以下同)

海から取ってきたアオサノリには、食べられない海藻や鳥の羽などの異物が混入していることがあります。それらは肉眼でも確認できますが、実際には目に見えないほど小さなケイ藻や泥なども付いています。小さな異物をどれだけ除去できるかが加工会社の技術の見せどころとなりますが、マルリフーズが異物除去を行った製品は、顕微鏡で見ても異物は確認されません。

  • 0.15ミリ以上の異物はリングのまわりの隙間を通過できない

    ▲ 0.15ミリ以上の異物はリングのまわりの隙間を
    通過できない

  • (左)異物除去前(右)異物除去後のアオサノリ
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