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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

本当のはじまりは江戸時代

古須賀商店の設立は昭和23年4月ですが、そのずっと前から、古舘家は水産業をなりわいにしていました。家の奥から家系図を持ち出してきたのは、古舘さんの母・篤子さん。父で社長の善一さんも揃い、家系図を囲みながら、家族三人で次のように説明してくれました。

「嘉永5年(1852年)、私の高祖父にあたる熊之助が水産加工業を始めましたが、その前の代も魚を船で運ぶなど、水産関係の仕事をしていたようです。ただ、正確なところは私たちも分からないので、設立はいつかと聞かれたら昭和23年と答えています。設立当時は飼料などになる魚かすを取ったり煮干しを作ったりしていましたが、昭和40年代後半に冷凍技術の発達とともに、周りでも冷蔵庫を導入する業者が増えたので、うちも冷蔵庫を建設して冷凍加工業にシフトしていきました」

その後、加工度を高める業態にシフトしていく過程については先述の通り。今後の鍵を握るのは、新機材のさらなる活用だといいます。

自社のオリジナルブランド「わかめの佃煮」も量産体制が整った

▲ 自社のオリジナルブランド「わかめの佃煮」も量産体制が整った

「卓上真空キャップ巻締め機が入ったので、佃煮やわさび漬けなどの瓶モノ商品を充実させていきたいですね。今後はツブ貝のわさび漬けを作っていきたいです。ツブ貝は前浜で揚がったもの、わさびは岩泉町(同じく岩手県)のものを使用して。」

オートフライヤーにも大きな期待を寄せています。

「オートフライヤーでイカやタラなどの天ぷらも作っています。実は宮古港は、マダラの水揚げが6年連続(2010年から2015年)日本一だったんです。この他にも、同じ宮古市内の水産加工業者からカレイの骨やヒレをもらって、骨チップスなども作ってみました。オートフライヤーがあれば揚げ物は何でも作れるので、今後も何を作ろうか、いろいろと考えています」

  • 揚げ物加工の効率を高めたオートフラ イヤー

    ▲ 揚げ物加工の効率を高めたオートフライヤー

  • カレイの「骨チップス」はイベントなどで販売

    ▲ カレイの「骨チップス」はイベントなどで販売

新しい機材を、生産効率や品質の向上だけでなく、新商品開発にも結びつけていく。原料高など取り巻く環境は目まぐるしく変わっていますが、古須賀商店が代々つないできた商人のDNAは、今後も新たな商品を生み出していきそうです。

古須賀商店

古須賀商店〒027-0021 岩手県宮古市藤原2-2-41
自社製品:茎わかめ生姜漬け、わかめ佃煮、さんまみりん干し、ほか

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