復興水産加工業 販路回復推進センター

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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

震災からの完全復活に必要なのは、大口顧客への対応

これまで復旧を目指し、機器等の整備を続けてきたものの、今の工場は震災前の半分ほどの面積。以前は笹蒲鉾3ライン、揚げ蒲鉾1ライン、はんぺん1ラインが稼働していましたが、現在は笹蒲鉾2ライン、揚げ蒲鉾1ライン。はんぺんは機械がなく、まだ製造できない状況です。そのため売上も、震災前の8割ほどに留まっています。

「大口の注文に対応できないのが、一番の課題です。東京の量販店や共同購入の場合、規模が大きいので、その規模に見合う量が作れないと“取引できません”ということになってしまうんです。とはいえ、無駄に工場を大きくして機械を遊ばせるわけにもいかないし、今後どうしていこうか、常に考えています」

そこで、課題である大規模発注に応える体制を整えるため、販路回復支援事業を利用して導入したのが、サーマルプリンターです。今までは真空包装をした後に、1枚1枚賞味期限の印字をしていましたが、この機械は包装と同時に賞味期限を印字できるため、生産効率は大幅に改善。同時に導入したヒートシール機とあわせ、今まで9人で15時間かかっていた仕事が、6人で6時間で完了するなど、大幅に作業効率が改善しました。それにより、今まで不可能だった大口注文にも対応できる体制が整いました。

  • 補助事業で導入したサーマルプリンター

    ▲ 補助事業で導入したサーマルプリンター

  • 補助事業で導入したヒートシール機

    ▲ 補助事業で導入したヒートシール機

また中田バイパス店にVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)の手法も取り入れました。LED内蔵のポスターを設置したり、ショーケースをスポットライトで照らしたり、今まで暗かった店内を明るく演出し、視覚的に購買意欲を感じさせるための試みです。

「今は、手のひら蒲鉾を製造している職人さんのアップをポスターにしています。店の中央に構造上どうしても抜けない柱があって店内が暗かったのですが、明るさが加わったことで、お客さんが楽しく買い物できるようになりました」

VMD手法で視覚的に購買意欲を感じさせる工夫を施した

▲ VMD手法で視覚的に購買意欲を感じさせる工夫を施した

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