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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

輸出向け取引ロットに応えるための増産体制の構築

近年、新たに需要が増えてきたアフリカ諸国向けの輸出のニーズに応えるためには、コンテナ10本(1本25トン)単位での取引ロットに対応する必要がありました。

そこで、支援事業を活用し、選別から凍結加工までの一連のラインの生産性向上のため、魚種、サイズを細分化して一度に選別できる「小型自動選別機」、凍結用のパンを自動で積み上げる「パレオート」、「搬送コンベア」をはじめとした冷凍生産ライン一式を導入します。これにより、スピードは1.2倍に。また、これまでライン合計で13人必要だったところを、11人に省人化。従来は繁忙期に派遣による臨時雇用をしていたところが不要になるなどの成果を得ました。

また、従来の機器一つひとつに備えていたコンプレッサーを一括で動かすことのできる「スクリューコンプレッサー」を導入した結果、一つの機器の不調でラインが滞る事態がなくなり、一日の作業、生産量の見通しが立てやすくなったとのこと。輸出向け製品の増加、近年のサバ豊漁とサバ缶詰の需要の伸びなどから、売り上げは堅調に回復、このまま水揚げ量が順調に推移すれば、今期7月の決算では震災前と同じ売り上げ高を見込めるまで回復したそうです。

それには、波崎エリアでの水産加工業者同士の連携も功を奏したと徳久さんは言います。

「波崎では、個人経営の加工業者が多いので、1社だけでは輸出向けの取引ロットをまとめられないんです。だから、同業者で連携してロットをまとめて、輸出ブローカーにかけあう必要がありました。私たちも他社に声をかけてもらいましたし、私も呼びかけたり、波崎全体で復興に向けて動きたい、という思いがありましたね」

  • 凍結用のパンを自動で積み上げるパレオート。4人で行っていた作業が2人でできるようになった

    ▲ 凍結用のパンを自動で積み上げるパレオート。
    4人で行っていた作業が2人でできるようになった

  • 小型自動選別機。一度にサイズの選別が可能に

    ▲ 小型自動選別機。一度にサイズの選別が可能に

  • スカイタンク回転機。フォークリフトで運んだ原料をラインに送る

    ▲ スカイタンク回転機。フォークリフトで運んだ原料をラインに送る

  • 搬送コンベア。パンを積み替える作業もなく一連のラインのまま凍結へ

    ▲ 搬送コンベア。パンを積み替える作業もなく一連のラインのまま凍結へ

スクリューコンプレッサー。ラインの複数機器を一括してパイプで結び稼働できる

▲ スクリューコンプレッサー。ラインの複数機器を一括してパイプで結び稼働できる

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