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企業レポート 被災地で頑張る加工屋さんをご紹介します

第64回宮城県水野水産株式会社

地域の仲間とともに、「石巻おでん」文化を定着させ、新しい食文化を創造する

▲ 水野水産株式会社 専務表取締役 水野武仁さん

▲ 水野水産株式会社 専務表取締役 水野武仁さん

水野水産の創業は1940年。代々、練製品を手掛け、現在、専務取締役を務める水野武仁さんで三代目になるそうです。震災前までは、お弁当向けの惣菜など、比較的廉価な製品を業者向けに製造・販売していた水野水産。現在でも売上の中心はそれらの商品ではありますが、震災後、自社の特徴がより発揮でき、高価格での販売が見込める商品の開発に積極的に取り組むようになりました。

「震災後、製造再開まで2年ほどかかったので、今までの販路は、ほとんどなくなりました。今までの取引を回復させるだけでなく、何か新しいことを始めないと復活はできないと悟りました」(水野武仁さん・以下「」内同)

  • ▲ 被災した工場。ほとんどの機械、資材は使用不可能だった
  • ▲ 被災した工場。ほとんどの機械、資材は使用不可能だった

▲ 被災した工場。ほとんどの機械、資材は使用不可能だった

水野水産の本社工場が修復完了し、本格的に製造を再開したのは2013年。かつての取引先に出向いたものの、すでに別の会社との取引が常態となっており、販路を回復するためには厳しい価格競争に巻き込まれることを余儀なくされました。また製造を開始するまでの間に、人材が流出してしまったことも困難に拍車をかけました。

「工場が再開するまで、従業員は一時解雇するしかありませんでした。ようやく再開できて再雇用、と思っても、別の道を選んでいる人も多く、結局以前の従業員は半分しか残りませんでした。その状態で大手さんと取引をすると生産量の点などで十分対応できないなど不安な点があり、どうしようかと頭を抱えていた時に、たまたま見つけた情報があったんです」

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